「見つからなくても大丈夫」…人生の探し物は、探すのをやめた時に見つかる 〜探し物が見つからない時は〜
- Han
- 7月4日
- 読了時間: 4分
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「これがやりたい」
「これを見つけなきゃ」
そうやって頑張って探している時ほど、本当に欲しいものってなかなか見つからなかったりしませんか?
今日はそんな“探すのをやめた瞬間に出会えた宝物”について
私の従姉妹の話をシェアさせてください。
彼女は子どもの頃、私と毎年のように休みを一緒に過ごした仲でしたが、
大人になってからは、アメリカ西海岸へと渡り、そのまま移住。
バックパッカーとして世界中を旅し、グリーンカードを取得し、今は自分のペースで仕事と旅を楽しむ人生を送っています。
その彼女が、数年前のある手術をきっかけに連絡をくれました。
近親者に知らせておきたいという思いで、久しぶりに私のもとへ。
手術の話だけでなく、そこに至るまでの心の痛みも語ってくれました。
親との確執、婦人科系の病気、何年も続けたセラピー…
それでもなかなか心が軽くならなかったこと。
そして、苦しみを抱えながらも、自分の足で人生を歩いてきた軌跡。
その話を聞きながら、私も母との記憶が蘇り、
2人で涙しながら、過去の痛みを分かち合いました。
彼女は自分の母親(私の伯母)に過去の想いを告げるという勇気ある行動もしました。
結果は望んだものではなかったけれど、それがきっかけで私たちは、家族という枠を超えた“魂の同志”のような関係になっていったのです。
帰国のたびにランチをするようになり、
彼女の旅の話や、心身への気づかいの話を聞く中で、
毎回なぜか私の心も整っていくような感覚になります。
そんな彼女が今回、ふと口にしたんです。
「なんか今の仕事、そろそろ変えるかも。でも何したいかはまだわからない」って。
けれど彼女は続けました。

「でもね、人生って下北沢みたいなものだと思うの。これを探す!って決めて向かっても、見つからなかったりお店がなくなってたり。でもブラブラ歩いてると、思いがけず素敵なお店に出会えたりするでしょ?あれと一緒。」
その言葉を聞いたとき、私はハッとしました。
確かに、人生をがむしゃらにコントロールしようとするほど、空回りしたり、苦しくなったりするものです。
でも、流れに身を委ねて、「まぁいっか」と心を緩めた時、
ふとした偶然の中に、本当に欲しかった答えがあったりする。
探し物が見つからない時は無理をしないこと。
探し物が見つからない時は
「自分の感覚に身を任せる」彼女の旅のスタイルもまさにそう。
宿も交通手段も現地で感じたままに決めていく、
その柔らかさと直感の鋭さは、まさに彼女の“生き方そのもの”です。
私はどちらかというと、予定通りに動くのが安心なタイプ。
でも、彼女のように流れに任せていく姿を見ていると、
「こうでなきゃ」ではなく、「こうでもいいかも」と思えるようになります。
結果的に、彼女は難関のグリーンカードも得て、病気の再発もなく、
バケーションも楽しめる穏やかな生活を手に入れている。
きっと、彼女が選んできた道は、
自分の感覚に正直だったからこそ与えられた“ご褒美”なのかもしれません。
私自身、このスピリチュアルな仕事を始めたのも、「やろう!」と計画したというより、
気づいたら背中を押されて始まった感覚のほうが近いです。
流れに抗わず、自分の感覚と宇宙のサインを信じてみる。
その積み重ねが、きっと人生という旅の中で、
あなたにとっての“宝物”を見せてくれるのだと思います。
だから今、「やりたいことが見つからない」と焦っているなら、
ひと呼吸おいて、ちょっと力を抜いてみてください。
焦らず、比べず、ただ感じてみる――その時、あなたが思いがけず出会うものが、
ずっと探していた“本当にほしかったもの”かもしれません。
<2016/1/5> Amebaブログ 加筆修正転載
※このブログ当時の下北沢と今ではまるで変わってしまいました。
私が20年以上住んでいた町。従姉妹にとっても第二の故郷下北沢ですが、今はそれは過去の話ですね
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