責めないと甘えてしまう?いいえ、“楽しく努力”で人生を変える!
- Han
- 6月20日
- 読了時間: 4分
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「自分を責めないと、きっと私は甘えてしまうと思うんです」
クライアント様が、静かにこう打ち明けてくださいました。
責任ある仕事に就き、周囲から見れば
「しっかり者」の印象が強い方。でも、心の中には長年抱えてきた
「責めなきゃ動けない」という思い込みが、
深く根を張っていたのです。
(2025/6/20記事の続きです)
彼の中では、
責める=努力できる自分
甘える=ダメな自分
という構図ができあがっていて、
人生のあらゆる選択肢がその二択の間で揺れていました。
「この時間を有意義に使うためには、自分を律するしかない。
でも、それがしんどいってわかってるのに、やめられないんです」と
語るその言葉には、真面目さと苦しさの両方が滲んでいました。
人生を変えるには
そういった背景をお持ちの方は少なくありません。
「頑張れば報われる」「努力しないと価値がない」
——そうした教育や環境の中で育ってきた方ほど、
無意識に“自分を責める”という方法で自分を動かそうとしがちです。
でもその方法には、必ず限界がきます。
人は“恐れ”だけでは、長く走り続けられないからです。
私はそんな彼に、ひとつの提案をしました。
「責めるでもなく、甘えるでもない、“楽しむ努力”という選択肢があるとしたら、どう思いますか?」
彼は一瞬、驚いたように目を見開き、
「え…“楽しむ努力”?初めて聞きました」と小さくつぶやきました。
そこで私は、先の例の続きとして美容師さんだったら?と、こう伝えました。
──もしあなたが美容師だとしたら、
得意なスタイルを希望されるお客様は気楽に施術できるはずです。
でも、もし「自分には難しいかもしれない」と感じるオーダーを、
指名されて受けたらどうでしょう?
そのお客様があなたを信頼して、髪を任せてくれたら…
あなたは全力で、その期待に応えたいと思うはずです。

苦手なスタイルに挑戦するのは、確かに努力を伴います。
でもそこには、やらされている苦しさではなく、
「この人の期待に応えたい」「もっと成長したい」という気持ちがあるはずです。
それは、責めて生まれる努力ではなく、喜びからくる努力です。
この話に彼は静かに頷きました。
「たしかに…それは、苦しいっていうより、
“挑戦”ですよね。むしろ、燃えるというか、楽しいかもしれない」
そうです。努力=苦しいもの、という図式は、変えようと思えば変えられるのです。
“楽しむ努力”は、意志や才能がある人だけの特別なものではなく、
誰でも日常の中に取り入れられる、もうひとつの選択肢です。
そうやって人生を変えるのだってあり!ですよね。
責めて動くのではなく、楽しんで動く。
そう発想を切り替えるだけで、
自分に対する見方も、努力に対する姿勢も、根底から変わります。
私は彼にさらに問いかけました。
「努力って、“苦しい時間”のことだと思ってきたかもしれないけれど、“ワクワクしながら積み上げていく時間”でもいいとしたら、どうですか?」
彼は少し考えたあと、笑顔を浮かべてこう答えてくれました。
「……それなら、頑張りたいって思えるかも!」
私たちはつい、自分を動かすために“恐れ”や“プレッシャー”を使ってしまいます。
でも、感情にはもうひとつ、“喜び”という燃料があるのです。
責めて、苦しんで進むだけが成長ではありません。
楽しさ、やりがい、嬉しさからくる努力こそ、長く続けられるものかもしれません。
セッションの終盤、彼はこう言いました。
「なんか、自分で答えが見つけられそうな気がしてきました」
最初は「自分で答えを出せないとズルい」と感じていた彼が、
今では「楽しみながら、自分の力を信じてみたい」と前を向いていました。
責めるか、甘えるか。その二択の間で揺れていた心に、
「楽しむ」という第三の選択肢が加わったことで、
彼はようやく、自分に少し優しくなれる準備ができたのだと思います。
あなたも、もし今「自分を追い込みすぎて苦しい」と感じているなら、
その努力の“燃料”を見直してみませんか?
責めなくてもいい。甘えることでもない。
あなたらしい“楽しむ努力”は、きっとここから見つけられます。
<2016/1/21> Amebaブログ加筆修正転載
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