自分で答えを出せないのは“ズル”?——その思い込みがあなたを苦しめているかもしれません
- Han
- 6月20日
- 読了時間: 4分
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「何でも自分で決めなきゃいけない」
「人に頼ったら、自分の成長にならない」そんなふうに、ひとりで頑張ることを美徳として生きてきた方は、とても多いように感じます。
でも、ふと立ち止まったとき。
「このままでいいのかな」
「頑張ってるのに、なんで報われないんだろう」
そんな気持ちが心の底から湧き上がる瞬間はありませんか?
自分で答えを出せない、ってズルいこと?
先日セッションにいらした男性クライアント様も、
まさにそうしたお悩みを抱えていらっしゃいました。
接客業で責任ある立場にあり、
普段から人前ではしっかりして見える方。
けれど、ここ最近はなぜか気分がモヤモヤして、
原因もよくわからず、自分でも戸惑っていたそうです。
スピリチュアルにはこれまで否定的で、
こうしたセッションも初めて。
けれど「紹介されたから」
「何かヒントが得られるかもしれない」と思い、
勇気を出して足を運んでくださいました。
初回のヒーリングセッションでは、
心身の状態を丁寧にスキャンしながら、
オーラや生命エネルギーの状態についてもご説明していきました。
オーラの話をしたとき、彼は正直にこう言ってくださいました。
「ぶっちゃけ、こういうのって信じてなかったです」
「見えないものを『見えてる』って言われると、何だそれ?って(笑)」
それでも、話を進めていくうちに、徐々に身体の感覚にも変化が現れ始めます。
「…あれ?なんか、ちょっと楽になってるかも」自分でも驚きつつ、
変化を感じ取っている様子が伝わってきました。

徐々に起きる変化
カウンセリングに入ると、彼はふと真顔になり、こう切り出しました。
「自分で答えを出さないのって、なんかズルしてる感じがするんですよね。
だから、こうやって誰かに助けてもらうのが、どうしても引っかかって…」
その言葉に、私は心からの共感とともに、ある例え話をお伝えしました。
──たとえば、あなたが美容師さんだとして、お客様がふたり来たとします。
ひとりは「この髪型にしたいから、こうしてほしい」と細かく指示をくれるタイプ。
もうひとりは、「イメージはあるけど、よく分からないからお任せで」と、
信頼して任せてくれるタイプ。
どちらも、その人なりにベストを求めていることに変わりはありません。
でも後者のお客様を見て、「この人、他力本願だな」と思うでしょうか?
むしろ、プロとしての技術や視点を活かせるからこそ、
もっと良い提案や結果を生み出せる。
その関係性は“依存”ではなく、“信頼”なのです。
私のこの話に、彼は目を見開いて頷きました。
「……今の話、すごく納得できました」まさに、その瞬間。
ずっと彼の中にあった「自分で何とかしなきゃいけない」という強固な思い込みが、
静かにほどけていったようでした。
思い込みには、長年かけて身につけてきた「自分ルール」があります。
たとえば「弱音を吐いてはいけない」「結果が出なければ意味がない」「自分で答えを出せないとだめ」など。
でも、それが今の自分を縛っていたとしたら?
今のままでは苦しい——そう気づいたときこそ、新しい選択のタイミングです。
その後のセッションでは、彼の呼吸も深まり、
身体の重さや胸の痛みがスーッと和らいでいきました。
「なんだか、ようやく落ち着いてきた感じがします」
そう話す彼の表情には、穏やかさと、ちょっとした安堵が見えていました。
私たちはみな、「誰かに頼ること」に
慣れていないまま大人になってしまったのかもしれません。
でも、必要なときに手を差し伸べてもらうことは、
決して甘えではありません。
それは、自分の人生を前向きに変えようとする“勇気ある選択”です。
あなたも、もし今、自分だけで抱え込んで苦しくなっているなら。
思い込みのひとつを、そっとゆるめてみませんか?
プロの視点で、あなたに合った“新しい視点”をお渡しします。
気づけば心も体も、もっと楽に、もっと自由になっていくはずです。
<2016/1/20> Amebaブログ 加筆修正転載
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