過去を癒す旅のはじまり:亡き祖母との交信が教えてくれた“本当の守り” 亡くなった人と話したい1
- Han
- 6月6日
- 読了時間: 3分
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「亡くなった祖母と話したいんです」。
そう静かに語ったのは、20代の既婚女性のクライアント様。
彼女は周囲からも“しっかり者”として信頼され、
仕事も家庭も手を抜かずに頑張ってきた方でした。
でもどこかで、「頑張っても満たされない」という感覚を抱えていたといいます。
これまで何度かお会いしたことはありましたが、
ミディアムシップ(亡くなった存在との交信)ができると知った彼女から、
その日、真っ直ぐな気持ちで亡くなった人と話したい、とこの願いを託されたのです。
彼女が心の奥に抱えていたのは、幼い頃に家族で海外へ移住することになり、
祖母ときちんとお別れができないまま別れを迎えてしまったことへの後悔でした。

「寂しい想いをさせたのではないか」
「一度でいいから、話がしたかった」
――それは、ずっと胸の奥に残っていた消化できない感情。
その想いを抱えたまま日々を生きている人は、実は少なくありません。
セッションは、チャネリングとミディアムシップを組み合わせて行いました。
まずは心身のオーラスキャンから。
彼女のオーラからは喉のあたりに違和感があり、
それを伝えると「数日前まで風邪で喉をやられていました!」と驚かれていました。
用意していたのがペパーミントティーだったことにも、
「今の私にぴったり」と驚きと納得が混じった笑顔に。
エネルギー感受性が高く、日常でも“なんとなく感じる”ことがあるという彼女。
他でもスピリチュアルなカウンセリングを受けたことがあり、
「あなたはやる側に回るタイプ」と言われた経験もあるそうです。
亡くなった人と話したい、という思いがーー
いよいよミディアムシップが始まると、
すぐにお祖母様がお越しくださいました。
その口調は明るく、どこかサバサバした雰囲気で、
「やっぱりお祖母ちゃんらしい」と
彼女も涙と笑顔をにじませながら言葉を受け取っていきます。
「寂しかったけど、今はもう平気。ずっと見守ってるから大丈夫」
「卒業式にも行ったのよ。あなたの姿、誇らしかったわ」
まるで隣に座って話しているような、そんな感覚。
言葉のひとつひとつが、今の彼女の人生と過去の想いを
優しく結び直してくれているのが伝わってきました。
特に印象的だったのは、お祖母様が伝えてきた
「もっといろんな世界を見てほしい」というメッセージ。
なかでも「イタリアに行って!」と強く繰り返すのです。
「イタリアって、母や友人からもなぜか勧められるんですよね」と彼女。
その瞬間、お祖母様はこう続けました。
「私たち、イタリアのある街で一緒だったの。
過去世で。
そこへ行けば、懐かしさと一緒に、
私の存在も感じられるはずよ」
ミディアムシップは、
“今この瞬間の気持ち”を癒すだけでなく、魂の深いレベルでの記憶と
つながることがあります。
今回のセッションは、亡き祖母とクライアント様の再会のようでいて、
実は“これからの人生の方向”までも照らしてくれるような導きの時間でした。
過去を癒す旅は、まだ始まったばかり。
次回は、イタリアという場所に隠された、過去世とスピリットのつながり、
そして彼女が魂の記憶に導かれていくお話へと続きます。
<2015/12/22> アメーバブログを加筆修正転載
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