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電車で乗り合わせた二人組の会話から、
あなたのためを想って言ってるの! の有効性を書きたいと思います。
先日のこと、空いている電車で乗り合わせた多分50代と思わしき男性2人組。
一人は業界風の格好で、もう一人は年齢らしい落ち着いた感じ。
業界風の方をAさん、普通の方をBさんとします。
Aさんは、何かしらにモノを言いたい方らしく、
『俺は思っている事もっと言いたかったけどさ、あんなんじゃ~~~~~』 と文句をダラダラと。
それに対しBさんは『お前のその言い方だとね、言いたい事の半分も伝わらないよ、もっと相手に分かりやすく言わなきゃだろ』
Aさんは『あの時言いたいこと、100%も言ってないよ!もっと言いたかったけどさ・・・』
Bさんも『でも伝えたいなら相手の立場に立ってさー』と、
あれ噛み合ってない?
酔っ払いの会話か?延々同じことの繰り返しでしたが、
一見するとBさんが大人の意見を言っているかのように聞こえていました。
Aさんが声を荒げたりする場面があっても、Bさんは一定の調子で優しく諭すような言い方で。
でもその内凄い違和感が。
BさんはAさんの為を思って意見を言っている風でしたが、所詮それは自分の意見を押し付けているだけ。
いくら正論をかざしたとしても、Aさんに必要ない意見なら、ただのおせっかい。
一見優しく正論をもって相手に向かっているようでしたが、Aさんがそんな意見を必要としていないのは話を聞いていればすぐ分かる事。
なのに自分の意見だけを言い続けるBさんの方がとっても勝手な人 に見えてきたのでした。
おかしなもので、
人間は正論をかざしているとき、相手の状況や立場、感情などはお構いなしになりがち。
振り返ってみたら、私自身もきっとそうやって
人に良かれと思って諭してきた事、あったかもしれません
人は誰にでも信じたい事を信じる権利があります。
それが誰かにとっては善からぬことであっても、です。
人は自分とは違う考えを持っていたリ、自分とは違う言動をする人を理解しようとする前に排除しようとしたり、自分と同じ考えにしようとしたり。
人種や国、宗教は違えど、そういう傾向があると思います。
もし本当にBさんがAさんの事を考えているのなら、
『言いたかったこと全部言えなかったって、何を言いたかったの?』
『全部じゃなくても言えてよかったじゃん』
『なるほどねー』とか、いくらでも言い方はあったでしょうし、
お互い酔っぱらっていたら適当に流せばよかったでしょうし。
自分の考えを押し付ける人、は相手にとって必要かどうかではなく、自分がそう言いたいだけの人、とも言えますよね。
私自身が誰かにそうしてきたことがあったかもしれない、と思うと同時に、
私自身が、他人の信じる正義の元に、
自分の存在や意義を否定されてきたことが何度もあったことを思い出しました。
でもそれに負けたり飲まれたりせず、今こうしていられることや、
自分自身に感謝しつつ世間を騒がしている様々な事柄について、
皆が皆もう少しそれぞれの立場について思いやりを持てたら、
ここまでにはならなかっただろうにな~って思います。
誰がどう悪いとか、っていうのはそれを論じる人の立場によって変わるので、
私は誰の立場にも立つことはありませんが、
相手の身になって考える、自分の正義を振りかざさない、でいよう!と思っています
普段から色々イラつきやすい方、きっと自分の定規を元に、相手を図ってしまうので、
測れない人や合わない人にイラつくと思いますが、
その定規は、自分だけのものなので人に照らし合わせても意味ないよ~って思えれば、
それだけでかなりイラつき、減ると思いますよ
これを読んでくださっている皆様が、
自分自身の物差しは自分だけのものにして、他人は他人、でいられて
心の平安を出来るだけ得られることを祈っています
(2016/1/28)
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